「自由の学風」で知られていた京都大学
京大は、その自由な学風で有名です。
京大の「自由の学風」や「自学自習」のスローガンは、1897年に京大の前身・京都帝国大学が発足したときから掲げられ、初代総長・木下廣次がドイツ流の自由な教育を取り入れたことに始まります。
当時、官僚養成のためにあった東大に対し、京大は初めから学術発展のために創られたのです。
だからこそ自主的に「学問」というものを追求することができ、このような風潮のもとでノーベル賞やフィールズ賞などの受賞者を多く輩出してきたと言えます。
京大入試の風物詩「折田先生像」
折田先生像は、京都大学の前身の一つである旧制第三高等学校の初代校長折田彦市の業績を讃えるために製作された銅像である。
本来の銅像が1997年に撤去されると、「折田先生像」と題してかつての設置状況を模倣したオブジェが制作・展示されるようになった。
2000年代半ばより入学試験シーズン(前期試験期間中)に定期的に登場するこのオブジェも、「折田先生像」の名で呼ばれている。
2019年には『オルガ像』が仲間入り!
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のオルガ・イツカの像が京都大学の入試名物となっている「折田先生像」の隣に現れ、注目を集めている。
今年は「平成」と書かれた紙を掲げる「折田先生像」の隣にオルガ・イツカの胸像「オルガ団長像」が突如出現。
赤紫のスーツに身を包んだオルガは、凛々しい眼差しで前を見つめていた。
なんで?オルガ・イツカ団長のネタキャラ化が止まらないw[止まるんじゃねぇぞ] | NetValeまとめ
『オルガピピック』など、多数のMAD動画が作られ、なぜかネタキャラにされるオルガ・イツカ団長についてまとめています。※このまとめには『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に関するネタバレが含まれます。
オルガについての詳細はこちらを参照
しかしオルガ像設置学生の停学処分が検討されてしまう
「何やってんだよ団長」「希望のはな~繋いだ絆が~」で停学処分になったら笑うわ pic.twitter.com/pX1CmJFKgp
9月12日、理学部4年生のNさんも処分を検討されていることが判明した。
今年2月の京大入試で、20年近く続く伝統となっている「折田先生像」に対抗して「オルガ先生像」を制作・展示したことが問題視されたのだ。
一応でも公式文書だぞ twitter.com/koredemo/statu…
(もしかしたら処分のためだけに視聴したのでしょうか?)
※当局は学生に対応するときは常にカメラで録画しています
・京大天皇事件
・滝川事件
・オルガ事件←new
笑い事ではないという指摘も
twitter.com/pro_et_contra_…
Nさん:郵送されてきた文書を最初に見たときは本当に驚きました。こんなことで処分されてしまうのかと。
僕の行為・言動を記録した文書を見てみても、最初にオルガ像を大学構内に建てようとしたこと自体が悪いとは書かれていません。
処分を検討する理由とされている僕と大学職員とのやり取りは、大学職員がそれを問題視してきたことで初めて持ち上がってきたものです。
そのやり取りをさらに問題視して処分を検討する理由と見なすのは、自分たちがダメだと決めたことはとにかくダメなのであって、それに抗議することすらダメなのだと言っているようなものです。
ずっと勉強してきた努力が実って今年9月の院試にも合格できて、あとは卒論を書いて卒業するだけだったのに、これで停学処分にされて単位が取れず、大学院に進めないという最悪の事態になる可能性もある。そんなことになってしまったら本当に悔しいです。
ちなみにギャラルホルンとは?
ギャラルホルンは「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」に登場する武装組織
組織の大目的は世界平和のための抑止力であるが必要であれば武力行使も厭わない為、「武力をもって武力を制す世界平和維持のための暴力装置」とも言われている。
しかし現在(本編のP.D.323年時点)では組織の大部分は腐敗し、設立時の高潔な理念は失われつつある。この現状を嘆き、改革の必要性を声高に訴える構成員も少なくはない。
マクギリス特務三佐から一言
参考リンク
京大「自由の学風」はどこへ……「オルガ先生像」設置で処分されそうな学生を直撃 | ハーバー・ビジネス・オンライン
京大入試 「折田先生像」の隣に「オルガ像」あらわる 「止まるんじゃねぇぞ…」動き続けるもあえなく撤去(2019年2月25日)|BIGLOBEニュース