WEBメディア「netgeek(ネットギーク)」運営が集団提訴される
インターネット上で中傷記事などを掲載され、名誉を傷つけられたとしてITコンサルタントら男女5人がウエブサイトの運営会社や代表に対し、損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは、ウエブサイト「ネットギーク」に中傷記事を掲載されたITコンサルタントら男女5人です。
訴状などによりますと5人はいずれも自身のSNSへの投稿などが「ネットギーク」に無断で転載され名誉を傷つけられたと主張し、「ネットギーク」の運営会社や代表を相手取りあわせておよそ1650万円の損害賠償を求めています。
「ネットリンチで広告費を稼いでいる」netgeekへの裁判がついに始まる buzzfeed.com/jp/daisukefuru…
「netgeek(ネットギーク)」とはどんなメディアか
netgeek(ネットギーク)はバイラルメディアの一つ
netgeekのサイトには「2013年に開設された日本初のバイラルメディア」とある。「バイラル」とはSNS上での情報拡散を意味する。
運営者は「netgeek編集部」とだけ書かれており、企業か個人かすら分からない。連絡先は記されていない。
扱うジャンルは国内の政治からネットの話題まで幅広い。政治的な記事に関しては、新聞やテレビを「偏向報道」と批判したり、野党政治家を揶揄したりするようなものが多い。
SNSを用いて情報を発信する「バイラルメディア」であり、以前からその情報の質の低さが指摘されていました。
炎上を煽るための根拠の乏しい記事
例えば、netgeekが2017年6月20日、「日テレ・フジ・TBS・テレ朝の16番組以上を1つの制作会社が担当して偏向報道やりたい放題。日本は乗っ取られた」という記事を掲載した(現在は削除)。
裏付けなしで書かれているに過ぎない記事だが、マスメディアに批判的な人たちによって広く拡散した。
ネット上の情報の信頼性に詳しい評論家の荻上チキさんも、ブログでこの記事を「放送現場を知らない人が、ネットで拾った言葉を繋ぎ合わせて作り上げたデタラメ」「デマ」と厳しく批判した。
ネットから拾ってきたもの中から炎上するように意図的に組み合わせるだけの「炬燵記事」であり、安価に誰もが作成できる程度のもの。
週刊文春でさえ当事者には取材して一応真偽は聞く。それを全くしないで最初から「炎上させる」のが目的なわけですよ。
問い合わせには応じず、批判が広がると記事をコッソリ修正/削除
netgeekに誤報を書かれた人たちの中にはTwitter経由などで連絡を取ろうとした人たちもいた。
「全く対応をしてもらえなかった」「ネットで批判が広がるといつの間にか修正したり、削除したりしている」などと話す。
Twitterで問題を指摘するとブロックされたという人もいた。
しかし被害者はみんな最初のキャプチャや魚拓を持っていて名誉毀損された事実は1ミリも揺るがない。いまのnetgeekみてどうのこーの言っても意味がないわけですよ
一般人も標的!
政治家や高級官僚などの公人ならともかくも、私を含めてソーシャルやっている程度のフツーの人の個人情報を暴いたり、悪意を持った内容の記事で攻撃させたりと、まるでスマイリーキクチ事件を金のためにやっているのと同じだ。
スマイリーキクチ氏はネットで人殺しと断定され、嫌がらせを多数受けた。で、最後は警察が動いて19人が逮捕された事件です。
問題はnetgeekがこれを金儲けのためにやっていることだ。
マスコミは有罪までは逮捕されても「容疑者」という肩書きを付けるし逮捕されるまでは敬称もつけるがnetgeekは一般人を呼び捨てで個人攻撃する。
あなたも狙われる可能性があります
過去にはライターとのトラブルも
元ライターは、関東に住む20代の男性(以下、Xさん)。netgeekのサイト上でライター募集の知らせを見かけ、応募したという。
「私の時は、1日2本がノルマでした。500シェアに届かなければ、1日中働いても無収入のときもあります。これならば普通のバイトをした方がいいですし、すぐに辞めることにしました」
退職を申し出ると、運営者からメールが来た。「契約を一方的に破棄をしたので、損害賠償を支払え」という内容だった。請求額は5万円だった。
「脅迫だと思いました。払わないと訴えられると思い、怖かったです」
運営者からのメールでは「期日までに振込がなければ弁護士に一任し訴訟を起こします」とあったが、振り込まなくても、実際に訴訟を起こされることはなかった。